2025年の省エネ基準適合義務化に向けて、正しい断熱施工技術(実技)を学ぼうという趣旨の研修会に協力業者さんの大工さんたちと一緒に参加させて頂きました。
今回の研修のポイントは・・・「再確認」です!
毎日、納まりを考えながら施工してくれている大工さんたちですが、初心に帰って「再確認」してもらう趣旨でみんなで参加させて頂きました。
断熱材の基本的な考え方として大切なのは、断熱層と気密層の連続性です。まず連続した断熱層で家全体をすっぽりと包む込むように、軸組や床組等の躯体部分を断熱材で充填すること。次に、室内の湿気が壁の中などの断熱層に入るのを防ぐために、連続した防湿層をつくることが大切です。
断熱材の施工を怠ると、その部分が断熱欠損部となり冷暖房エネルギーをロスします。断熱欠損部からは、冬は暖房した熱が逃げ、夏には室外の熱が入ってきて冷房が効きづらくなるため、快適な空間が得られません。
コンセントやエアコンスリーブ(配管穴)にも気密テープを施工して防湿層を連続させることが大切です。
今回は施工実技研修会ということで、気密シートも施工してきました。
基本的なことなのですが「大切なこと!」なので、今回、大工さんたちにも参加してもらいました。
「わかっていること。だけど、再確認できて良かった。」とのことでした。